人類種の能力低下、山籠もりの理由、時代に流されないために

昨日、「山籠もりをするなら外界との繋がりを全て絶つことが最低条件だ」と話しました。

これは、スマホなどを使用してしまうと『自分で考えることを疎かにしてしまう』からです。


せっかく自然の中で一人静かに存在しているのですから、ひたすら自分で考え続けましょう。

手探りでも体感していきましょう。


それ自体が修行となりますから。


現代人は、インターネットが普及してから考えることを止めてしまいました。

「ネットで調べればすぐに見つかるから」という理由で、自分で考えることを放棄してしまったのです。


もちろん、「そのような時代だから」と言えるのですが、それよりも『人間特有の能力の低下』が問題なのです。



狩猟をしていた時代にまで遡ると、人間は狩猟をし、食べられる野草や木の実を餞別し、飲み水を探し、身に纏う毛皮や武器などを自作していました。

自分のことは全て自分で行い、一人当たりの作業量は今よりも圧倒的に多かったのです。


「そうしなければ生きていけない時代だった」からですね。


何かを怠れば、それが自分の命の危険に直結する時代だったのです。

しかも、怠らずとも死が身近にある時代でしたから、第六感を含む全ての感覚が研ぎ澄まされていたのです。


翻って、現代人を見てみましょう。

農業が広がるにしたがって分業が進み、一人当たりの作業量は明らかに減りました。


その分、専門性が高まったとも言えます。

しかし、自分の専門分野は突出しているのですが、それ以外は人任せです。


命の危険も減りましたから、その分感覚も衰えてしまっています。


これは脳にも表れていて、狩猟民族と農耕民族の脳を比較すると、脳の体積は狩猟民族の方が大きいのです。


狩猟民族は、生きるための全てを自分で考え判断せざるを得なかったため、それが脳の大きさに表れているのですよ。



現代人の技術は発達したため、生きるために必要な一人当たりの負担は圧倒的に少なくなっています。

日常で身の危険を感じることもなくなったため、生存のことを考えなくても安全に生きていける世の中になっています。


分業が進むにつれて科学や技術が発達してきました。

これは紛れもない事実です。


今の生活があるのも、分業して専門性を磨いてきたからです。

それはそのまま抽象化思考が発達してきたとも言えるのですが、今はそれすら奪われようとしています。


『イメージ力』の方が分かりやすいでしょうか。

イメージに臨場感を感じる能力が奪われようとしているのです。



例えば、今はARやVR技術が発達しています。

目の前に恐竜などを映し出すことも可能ですし、本当に細部まで3Dで作り出すことができます。

自分でイメージしなくても、機械が臨場感たっぷりのイメージを作り出してくれるのです。


例えば、ビデオゲームです。

昔はテキストだけ、デフォルメのキャラクターだけでしたが、今は3D映画を見ているようです。

本物と見間違うくらいの臨場感があります。


例えば、絵画です。

今はグラフィックソフトウェアを使用して、簡単に絵の修正や反転、色塗りなどができます。

昔のように、イメージ通りになるまで何度も書いたり消したりするような労力はなくなっています。



技術の発達により、人間は自分のイメージ力を使わなくなりました。

自分のイメージで補わなくても、既に臨場感たっぷりのものが外部にあるからです。


また、技術の発達により求められる技術の質も変わりました。

自分で考え生み出すのではなく、既存の技術をより活かすため、有効に使うためのものへとシフトしているのです。


先も述べたように、時代の移り変わりですからそれはそれでいいでしょう。


しかし、このまま技術が進んでしまえば、人間は自分で考えることがなくなります。


今でさえ、AIが文章を作成したり、動画や絵を作り出しています。

既に、ジャーナリストの代わりをAIが担っているのです。


今よりも更に技術が進歩していくのなら、AIが全部してくれるようになります。


それにより「住みやすい世界になるのでは?」と思っている方もいるのですが、逆です。

その段階まで行ってしまうと、人間は自分で考えることができなくなってしまいます。


新しいことができなくなってしまうのです。

人間の無意識が、「AIがあること前提」になってしまいますから。



ちょうど今の若い子が、「スマホやネットはあること前提」と思っているのと同じです。


中高年でも仕事でネットを使いますから、生まれた時からそれらに親しんでいる子はどうなるでしょうか?

中高年でさえ、ネットがないと仕事ができないと言っているのです。


その影響力は、それ以上だと思ってください。


この状態をAIに置き換えると、将来がどうなるのかはよく分かるでしょう。


「今の仕事から解放されるからやりたいことができる」ではないのです。

技術が発達しすぎたため、人間は自分で考えることができなくなってしまうのです。


結果、AIに使われる人間が量産されます。


これがこの先の未来です。



ですから、今一度、人間の能力を取り戻す必要があります。

自分で考え、自分で生み出すことができるようになる必要が。


そのためにも、外界との繋がりを絶ち、自然を感じ、その中で生き、それらを感じて瞑想する必要があるのです。

一月というのは、それらの影響を受けず、自分自身を取り戻す期間だと思ってください。


飲み水を得る方法を知っていますか?

食料の調達法は?

野生動物から身を守る方法は?


自分の命に直結するこれらすら知らない、できないのが現代人なのです。

それだけ生命としての能力が退化してしまったのです。


それを取り戻すのですよ。

失った生命としての能力を取り戻すのです。


それが山籠もりをする理由です。



ある程度のヒーリングをするだけなら山籠もりは必要ありません。


そもそも、抽象化思考を鍛える方法は他にもありますし、気功なども師に教えを乞えば習得できます。

山籠もりをしなくても、書籍を大量に読み、自分で考えていけば抽象化思考は鍛えられます。


ですが、それ以上を目指すのなら生命とはどういうものかを理解する必要があります。


自然の中で実際に生き、感じる必要があるのです。

机に齧りついているだけでは絶対に習得できません。


実地研修と言った方がいいでしょうか?

体感しないと分からないことなので、言葉では言い表せません。



「スマホやネットがないと生きていけない」と思っている方は、今一度考えてください。

自分のイメージ力をそれらに委ねていませんか?


今は娯楽も勉強も動画の時代です。

子どもは本を読むことが少なくなりました。


時代が移り変わるのは当然ですが、自分の能力を差し出すのは違います。

時代が移り変わっても、自分の能力は磨いていってください。


将来、一人一台AIの時代が来ます。

むしろ、複数台あってもいいでしょう。


それらに使われる人間になるのではなく、自分が使役する立場になりましょう。


そのための能力を鍛えていってください。

時代に流され衰えないように。


生命は、使わない能力は衰えさせます。

逆に、使えば使うほど鍛えられるのです。


筋トレと一緒ですよ。


抽象化思考を、イメージ力を身につけていってください。


そのために、読書や瞑想はうってつけの方法です。

まずはそれらを実践していきましょう。

プロフィール

Sage

コーチでありヒーラー

『どうすれば自分を変えていけるか』という話を分かりやすくしています

小学6年生なら分かる内容ですから、自分を変えたいのなら学びましょう

方法さえ分かれば、誰であろうと変わることはできますよ

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