抽象度を上げ下げしよう

以前簡単に説明しましたが、抽象度の話をもう一度しておきます。

生きているモノの義務」の説明では、予め知識があることが前提でした。



まず、”抽象的”という言葉を辞書で引いてみましょう。

辞書には、「概念的で一般的なさま。事物を観念によって一面的にとらえ、実際の有り様から遠ざかっているさま」とあります。


これではますます分かりにくいですね。


それでは、抽象的の”対義語”は何でしょうか?


それは”具体的”です。


具体的とは、「実際に形や内容を備え、はっきり知ることができるさま。一般的なものや観念的なものではなく、個々の事実によっているさま」と辞書にはあります。


こちらの方が分かりやすいので、まずは具体的から見ていきましょう。



それでは、”猫”という動物を具体的にしてみます。


例えば、「あなたの家族にロシアンブルー(猫の種類です)の○○○ちゃん」がいたとします。


他にも色々な種類の猫がいますし、ロシアンブルーという種類の猫も世界中に大量にいます。

しかし、あなたの家族である○○○ちゃんは一匹しかいません。


これはとても具体的です。

個を特定できるくらいの具体性があります。



では、これを抽象的にしていきましょう。


まず、一つ抽象的にすると、「ロシアンブルーという猫全て」が当てはまります。

もう一つ抽象的にすると、「全種類の猫」が当てはまります。

さらに抽象的にすると、「哺乳類」が当てはまります。

さらに抽象的にしていくと、「動物」→「生物」→「有機物」→「分子」→「原子」→「素粒子」のようにどんどんと抽象化することができます。


素粒子までいくと、抽象化しすぎて元が何を指しているのか分かりません。

ですが、”情報が増えていく”(具体的になっていく)と、特定することができます。


これが抽象的、具体的ということです。


この”抽象化、具体化のレベル”のことを、「抽象度を上げる、下げる」と言っているのです。



PCのフォルダで例えてみましょうか。

上記の猫をフォルダで表すと、「素粒子¥原子¥分子¥有機物¥生物¥動物¥哺乳類¥猫¥ロシアンブルー¥○○○」となります。


”上の”フォルダへ行く毎に、「素粒子¥原子¥分子¥有機物¥生物¥動物」「素粒子¥原子」のように表記が少なくなっていきます。

これが”抽象度が上がる”ということです。


また、”抽象度が上がる”と、表記される情報量は減りますが、”内包されている情報量”は増えます。


例えば、上記の哺乳類では、「犬、猫、馬、人などの全ての哺乳類」を内包しています。

しかし、一つ抽象度を下げると「猫だけ」を抽出できるのです。


数学の集合の方がいいでしょうか?

抽象度が上がる毎に、包括する量が増えていくのです。

逆に、抽象度が下がると、包括する量が減ります。



部屋で例えると、「部屋」には「ベッドも机も本棚もエアコン」もあります。

それが抽象度が上がった(包括している)状態です。


この状態から抽象度を下げていくと、例えば、部屋内の「本棚」を選び出すことができるのです。

「部屋」よりも「本棚」の方が包括している量は減りましたよね?


「本棚」は本しか包括していませんが、「部屋」はそれ以外にも包括しているのです。



筆箱の中身でもいいですよ?

筆箱は、鉛筆も消しゴムもボールペンも定規も包括しています。

そこから抽象度を下げると、鉛筆を取り出したり、消しゴムを取り出したりできるのです。



抽象度について何となく分かりましたか?


抽象度を上げると、”スコトーマが減る”のです。

ロックオン状態から、他にも”視点を広げる”ことができるのです。


抽象度を上げることは、「上から見下ろすようなものだ」と言ったのはこういうことです。

俯瞰すると”見えるものが増える”のです。


抽象度を自在に上げ下げできるようになると、今まで見えていなかった問題に気付くことができます。


全く関係ないものの共通点に気付くことができます。


以前話したように、”動物も植物も同じ生物”だと気付くことができるのです。



常に抽象度を上げ下げしていきましょう。

そうすると、今まで分からなかった問題もすぐに見えるようになりますし、学習も捗ります。


学習では、「まず全体を把握しよう」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは「抽象度を上げよう」ということなのです。


また抽象度を上げると、自分の”本当のゴール”にも気付くことができます。


”誰にも影響されない”自分だけのゴールに気付くことができるのです。



スコトーマを無くすためにも、本当のゴールを見つけるためにも抽象度を上げていきましょう。


抽象度を上げていくと、煩悩に振り回されることもなくなります。


まずは、”家にあるもの”の抽象度を上げてみてください。

その共通点を探してみましょう。


慣れてくると、勝手に抽象化思考ができるようになりますよ。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

中嶌星児(なかじませいじ)

Author:中嶌星児(なかじませいじ)
気コーチ(コーチ&気功師)
パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチ
PX2ファシリテーター

コーチング専門分野『健康』

このブログの趣旨は、認知科学に基づくコーチングを私なりに分かりやすくして、『自身のゴール(夢)へ向かう方を増やすこと』です。

また、コーチング以外にも人生をより良くしていく知識と知恵を説いています。


まずは、右のカテゴリにある『はじめに』を読んでください。

そうすればブログの活用法が分かります。


このブログは体感重視の内容ですから、毎日実践していくことで効果が表れます。

ヒトは体感して、”真に理解できるようになる”からです。


変わる方法はいくらでもありますが、変わっていくのはあなた自身です。

あなた自身が実践していかなければ、変わりようがないのです。


ですから、まずは自分で実践してみてください。


そして、それ以上を求める方、圧倒的な効率がほしい方は、私が導きます。

早く元気になってゴールへ向かいたいという方は、以下より連絡をお願いします。

SNCoaching
https://sncoaching.net

◇心を分ける余裕ができた方はクリックお願いします◇

ブログランキング・にほんブログ村へ

検索フォーム
リンク
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR