夢についての考察

興味深い質問をされたので話します。

今回は『夢』の話です。


ただし、夢といってもゴールのことではありません。

私たちが”寝ている時に見る夢”のことです。


雑談している時に聞かれたのですが、「夢は他人が介入可能なんですか?」というものです。

具体的には、「相手が自分に対して働きかけをしているからその人の夢を見るのか」ということです。


私の考察を述べる前に、まずは夢についての科学的な説明をしましょう。



生理学的に夢のメカニズムを述べると、夢とは”脳内で記憶の整理”をしている状態を指します。


イメージとしては、”たくさんある引き出し”に、記憶を”ジャンル別”に投げ込んでいる状態です。

更に、引き出しから記憶を引っ張り出したり、記憶を統合したりしているとされています。


それが夢として見ている映像なのです。



また、夢はレム睡眠時に見るとされています。

レム睡眠とは、脳が起きている時と同じように活性化している状態のことです。


レム睡眠は90分周期で繰り返されています。


つまり、一回の睡眠で四、五回のレム睡眠があり、一日に四、五回は別々の夢を見ているということになるのです。


しかも学者によっては、ノンレム睡眠時にも夢を見ていると考えている方がいます。


ということは、私たちは更に夢を見ているかもしれないのです。



しかし、私たちが覚えている夢は何種類でしょうか?

おそらく、一種類がいいところではありませんか?


これは、”目覚める直前に見ていた夢”を覚えているだけであり、それ以外の夢は忘れてしまっているのです。


それだけ夢は朧げなものということですね。


仮に目覚めたときは覚えていても、昼には忘れてしまうことがほとんどでしょう。


むしろ夢を覚えているということは、熟睡できていないという証拠ですから、熟睡できる方法を模索してください。



生理学的には夢はただの記憶の整理でしかありませんが、夢は古代から神のお告げ、無意識下の願望、未来予知という解釈もあります。

魂が肉体から解放された状態という方もいます。


「どれが本当なの?」と思うかもしれませんが、正直、どれを信じてもいいのです。

むしろ、一つに絞る必要はないでしょう。


その方が『夢』が広がりませんか?



私は、生理学的な機能と無意識下の願望がそれらしいと考えています。


無意識下の願望とは、つまるところ未来の記憶です。

願望とは未来に起こってほしい事柄であり、過去のことではありません。


また、「ああなりたい」「こうなりたい」という願望には、その願望に対するイメージと感情がついてまわります。


これを何度も繰り返していると、やがて信念が出来上がるのです。

コーチングで学んでいる内容ですね。


信念は、言葉とイメージと感情で作られます。

特に重要なものは、イメージとそのイメージに対する臨場感です。


もちろん無意識下の話なので、実際に「ああなりたい」と意識するわけではありませんよ?

無意識で何度も繰り返してしまうほどの強烈な願望ということです。



また、予知やお告げというものが間違っているとも思いません。

第六感によって私たちに知覚できない何かを感じている方もいるからです。


ただ、このような方は共感覚者ということが多々あります。

それを記憶として脳が認識している可能性もあるのです。


更に、魂が解放されるというものは、瞑想をすれば誰にでも可能です。


瞑想とは頭の運動であり、肉体はどのような状態であろうと関係がありませんから、肉体から解放されて宇宙へ行くこともできるのです。


体感しないと分からないと思いますが……



以上を踏まえて、話を冒頭の質問に戻しますが、私の答えは「限定的には可能」です。


夢は生理学的には記憶の整理なのですから、介入したい相手に対して自分が重要だと書き加えてあげればいいのです。


そうすると相手は、一回目のレム睡眠時に自分の夢を見てくれる可能性が高まります。

『睡眠前の事柄を一回目の夢で見る』という実験が過去にはありましたから、これは再現できるでしょう。


しかし、普通の睡眠では第二、第三のレム睡眠があるのですから、一回目のレム睡眠で目が覚めないとその夢を覚えていません。


つまり、6時間も寝ていると見せたい夢を見せられないのです。

正確には、見ても忘れてしまうのです。


もし覚えていたとしたら、相手が自分に対して願望を持っているということです。

むしろ、そちらの方が自然でしょう。


夢への介入は限定的には可能ですが、相手の願望にまで介入できるかと言われると首を傾けざるを得ません。

そこまで行くと洗脳レベルですから、介入とは言わないのです。



熟睡していれば夢など覚えていませんし、たとえ覚えていたとしても昼には忘れてしまいます。


そこまで気にすることではないと思いますが、気になる方もいるようです。


もし気になる方は、映画を見るような感覚を意識してください。

ホラーやコメディなどさまざまな映画があるように、自分の願望、記憶の整理、お告げなど、夢にも色々とあるのです。


同じ夢を見ることなど余程のことがなければありませんから、夢は娯楽にしてください。

一回しか見ないものですからね。



私たちが生きているのは夢ではなく現実です。


ゴールへ向かっていくのならいいのですが、睡眠時の夢は映画のようなものです。


夢に囚われて今を生きることを疎かにしないようにしてください。

夢に囚われて本質を見失わないようにしてください。


一番良いのは、夢を忘れてしまうくらい熟睡することです。

そのためにも日頃から頭を使いましょう。


色々と考えましょう。

爆睡するまで頭を使いまくりましょう。


そうすれば、夢など気にならなくなりますよ。

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