うつへの対処法

うつへの対処法は、


①論理的な現状の認識

②エフィカシーの向上

③ゴール設定&アファメーション&実践


になります。



先日も話したように、うつの場合は情動優位になっていますから、まずは論理的に現状を認識していくことが必要です。


人間脳を活性化させると、進化上下位にあたる動物脳は抑制されます。

つまり、情動が抑制されるのです。


なお、この機能を使ってしまうとアファメーションの効果も打ち消されます。


アファメーションは情動を使ってゴールへ向かっていく方法論ですから、情動を抑制してしまうと効果が望めないのです。


子どもと大人での効果の違いは、こういうところからも現れます。

大人は頭で考えすぎてしまうため、自分でアファメーションの効果を打ち消してしまうのです。


これは大切なことですから覚えておきましょう。




そして、現状を理解したらエフィカシーを上げていきます。


エフィカシーはつまるところ『自己評価』です。


ですから、自分の評価を上げていけばいいのです。


「私はできる!」「僕はできる!」「俺はできる!」と、自分自身で評価していけばいいということですね。


ただし、いきなりこの状態にはなれませんから、まずは自分の行動一つ一つを褒めていきましょう。



何故行動を褒めるのかというと、エフィカシーは『自分の能力に対する』自己評価だからです。


能力には、『できる・できない』という行動の意味があります。 

例えば、「料理ができる」「サッカーができる」「生徒会長ができる」などのように、”自分が”行動するという意味があります。


ですから、”自分の行動を褒めていく”と自然とエフィカシーも上がっていくのです。


毎日、何十回も何百回も褒めていくと、それだけでポジティブになります。


ためしに、一日1000回褒めてみてください。

一日1000回ということは、睡眠時間を七時間とすると『一分に約一回』の割合で自分を褒め続けるということです。


実際には、一日中褒めなくともポジティブになります。


体感すれば、「簡単に自分を変えられるんだ!」と思えるでしょう。



最後のゴール設定の話ですが、これはブログ内でよく話しています。

ここで話すと長くなりますから、カテゴリ『ゴール』『コーチング』などを学んでください。



①、②、③は、三ヶ月も続けていけば続けることが当たり前になります。


もちろん、現在感じている感情なら一日で変えることが可能です。

三ヶ月というのは、無意識レベルの変化の話ですから。


例えば、体温を35.5度から36.5に”恒常的に”変えるという意味です。


運動をすれば体温は上がりますが、平常時の体温を上げるには無意識レベルの変化が必要です。


三ヶ月も続ければ、それが無意識レベルにまで書き込まれます。


ですから、まずは続けましょう。



うつの場合、身内や友人の話を聞いても大した効果を望めません。

辛辣だと思うかもしれませんが、うつを患っている方と接しているとそう思わざるを得ないのです。


自殺未遂を起こしてしまった方を相手にすると、何故周囲が支えてあげられなかったのかと思ってしまうのです。


ですから、周囲に頼るのではなく、自分で学び、自分で変わっていきましょう。


うつは自分で克服できます。


私は何人も見てきました。


人は一人で生きていくことができるのです。

悲しいことや辛いことがあったとしても、自分で立ち直り、前を向いて歩いていくことができるのです。


それが自立ということですからね。


年齢は関係ありません。

誰であろうと変われますよ。



なお、ブログを読んでいる時点でありえないと思いますが、①、②、③のやる気が起こらないという方への対処法を話します。


うつの人の脳内を説明すると、運動ホルモンである『ドーパミン』と、その抑制ホルモンである『セロトニン』が出にくくなっているのです。


ドーパミンは快楽物質と呼ばれたりもしていますが、行動を促す際に出る物質です。

『○○をしたい!やりたい!』と思っている状態は、すでにドーパミンが出ている状態になります。


ですから、ドーパミンが出ないとやる気が起こらないのです。



セロトニンは、幸せホルモンなどとも言われ、ホルモンバランスを調節する機能があります。


抗うつ剤のSSRIなどもセロトニンの濃度を上げる薬です。

まあ、効果が出るまでに一月以上かかるのですが……


セロトニンは、ドーパミンに限らずβエンドルフィンやノルアドレナリンなどの脳内麻薬の働きを抑える物質です。


「リストカットをすると安心できる」というのも、痛みに対して脳内麻薬が出て、それを抑制するためにセロトニンが出るから起こる反応です。


つまり、強制的にドーパミンなどを出してしまえば、勝手にセロトニンは出ます。

セロトニンが出るとリラックスできます。


こうなるとうつの状態も治まります。

そうでなければ、抗うつ剤はデタラメということになりますから。



脳内麻薬は恐怖や痛みで出ますから、一番良いのはホラー映画を臨場感たっぷりに見ることです。


ヘッドホンをして、部屋を暗くして、”一人で”見ましょう。


映画館へ行ってしまうと、周りにも人がいるため安心してしまいます。

その分臨場感はあるのですが、それは部屋を暗くしたりヘッドホンをして集中できるようにすればいいでしょう。


そもそも、外へ出歩くことすら億劫だと思います。


今はインターネットで手軽に見られますから、インターネットを有効活用してください。


これだけで脳内麻薬が出て、それを抑制するためにセロトニンが出ます。

見終わった後はスッキリしますよ。



他にも、人は”自然と触れ合っていると”リラックスできることが証明されています。


自然がある場所で裸足になり、5分程度でいいので触れ合ってください。


木に触ったり、抱きついたり、寝転がったりしてみましょう。


それだけで気分が落ち着きます。


できることなら30分くらいは続けましょう。


森林浴やハイキングもいいのですが、”裸足になると”より効果がありますよ。



うつは誰でも治せます。

方法が分かれば簡単なのです。


分からない方は、どうして現状に嵌っているのかを学び、そして現状を変えていきましょう。


現状を好転させることは誰にでもできるのです。

誰かに縋るのではなく、まずは自分で実践していってください。


自分のペースで始めていきましょう。

駆け足ペースでも、ゆっくり歩くペースでもいいんですよ。

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プロフィール

コーチ

科学的に自分を変えていく話、仏教的な話、哲学的な話をしています.


『自分を変えていきたい』と望むのなら、学び、実践していきましょう.


方法さえ分かれば、誰であろうと変わることができるのです.


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